漏洩線量測定

X線診療室では、患者さんの検査だけでなく、施設・設備の検査もしなくてはなりません。
今日は、中から放射線が漏れ出ていないかの半年ごとの検査です。

準備

測定のために実際の人体を照射するわけにはいかないので、ファントームと呼ばれる水槽に水を入れて身代わりにします。

20リットルほど入りますので、非常に重い!

準備の間に自然放射線も測っておきます。

測定

ファントームに照射して散乱させたX線が、室外に漏れていないか測定していきます。
ドア、窓、隔壁など、十数か所でそれぞれ3回づつ測定していきます。
さらに、照射方向や撮影条件も変えて検査します。結構しんどい。

なんとなくですが、ドアと壁の隙間は特に念入りに検査してしまいます。

報告書作成

実測値、平均値など記録し、法律で定められている値未満になっているか計算します。

あとは報告書を作成し、記録として残します。

結果

今回も問題ありませんでした。

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